体に良い梅ジュース
前の記事で、リンゴ酢入りの「梅ジュース」の作り方をご紹介しました。
「梅ジュース」は作る過程も楽しいのですが、体にもいいんですよ。
私が作った「梅ジュース」には、「梅」「リンゴ酢」「氷砂糖」が入っているのですが、このシンプルな材料なかには実にさまざまな栄養が含まれているんです。
梅の効能
梅ジュースのもとになっている「梅」は酸っぱいので、よく酸性食品と誤解されがちですが実は強力なアルカリ性食品です。
現代の食生活はなにかと酸性食品に偏りがち。肉・卵・乳製品・米・パン・インスタント食品など様々な食品が酸性食品なんですよ。
「梅」は、そんな酸性にかたよりがちな食生活を中和させてくれるありがたい食品です。
さらに「梅」は、体を中和させてくれるだけではなくカルシウムをクエン酸が結合して溶解力を高め体に取り込みやすくしてくれるのです。
クエン酸には他に、疲労回復効果もあります。
疲れの原因は「乳酸」です。乳酸が体にたまると「だるさ」や「こり」といって症状をひきおこしますが、梅に含まれている「クエン酸」には、この乳酸を分解して排出したり乳酸そのものを生成しにくくしてくれるんです。
よく、スポーツの応援のときにレモンスライスを砂糖に漬けたものをもって行ったりしますがこれも同じでクエン酸の効果なんです。しかも、梅にはレモンよりクエン酸が多く含まれているのでスポーツをする人にも「梅ジュース」はオススメです。
リンゴ酢の効能
私が作った梅ジュースはリンゴ酢入り。
リンゴ酢に含まれている「アミノ酸」には脂肪を分解する働きがあるので、脂肪が体内に蓄積されるのを防いでくれます。
前に「リンゴ酢ダイエット」が流行りましたが、リンゴ酢を薄めて飲むのって大変!梅ジュースにすることで、気にせず飲み続けられますよ。
さらに、リンゴ酢にも「クエン酸」が含まれていますよね。梅ジュースにして飲むことで、飲梅のクエン酸とリンゴ酢のクエン酸、両方のクエン酸が摂取できるのです。
さらに、リンゴ酢には食後の血糖値の上昇を抑えてくれる効果があるので、糖尿病予防にも効果があります。
氷砂糖の効能
最後に、氷砂糖の効能をご紹介したいと思います。
氷砂糖は「砂糖」なので、体にあまりよくないんじゃないの?と思われがちですが、漢方として使われてたりして体に良いことで知られているんですよ。
氷砂糖の一番の効能は幸せホルモンと言われている「セロトニン」が生成されるということ。セロトニンは「うつ病」予防のホルモンとして知られていて、精神を安定させてくれたり、イライラを沈めてくれるのです。
その他、肺の病などにも効くと言われ、「空咳」などにも効果があります。
まとめ
梅ジュースに含まれている3つの食品「梅」「リンゴ酢」「氷砂糖」には、ここには書ききれないほどの効果効能が含まれています。
体を中和し、疲労回復効果があってダイエットやうつ予防にもなるなんて、すごいですよね。
でも、取りすぎると胃を痛めたりするなど弊害もあります。
梅ジュースは、1日に少しずつを毎日飲むことをオススメします。